ユーザーによる HYPERPRO:ハイパープロ のブランド評価
オランダの高性能サスペンションブランド「ハイパープロ」。本国では救急車への採用があるなど、ストリートでのイレギュラーな路面を想定したその制震性能には目を見張るものがあります。アクティブと共同開発されたフロントフォークのラインナップも魅力です。
総合評価: | 4.2 /総合評価311件 (詳細インプレ数:294件) | |
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買ってよかった/最高: | 137 | |
おおむね期待通り: | 123 | |
普通/可もなく不可もない: | 34 | |
もう少し/残念: | 9 | |
お話にならない: | 8 |
身長・体重・体型: 身長/166-170cm 体重/56-60kg 体型/痩せ型
2.0/5
使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 3 |
コントロール性 | 3 |
乗り心地 | 3 |
VFR800Fのサスペンション交換での選択肢がほとんどなく、ハイパープロ、マトリス、ナイトロンと言ったところです。
そしてこのストリートボックスを購入してのインプレを紹介します。
結論から言うと、純正の方がいいと思った部分が大半です。
@かなり乗り心地が硬くなり、ごつごつします。
AVFR800Fの癖のある特殊な車体姿勢が崩れる。
Bセッティング幅は広いが、VFR800Fの性能を超えることが難しい。
まず、謳い文句の『弱い荷重でしなやかに動き、強い荷重で踏ん張る』と言うところですが、スプリング自体がかなり太くて、レート(耐荷重)が高く、走行時は常に跳ねているような状態です。
正確に言うと、段差に差し掛かって沈むと、急にバインと壁に当たったような感じで跳ねます。
フロントスプリングは油面や突き出しの影響で、車重だけでスプリングが縮んでしまい、そこからのストロークがほぼありません。静止位置での車体姿勢がは前下がりでハンドルが必要以上に切れ込んできます。
沈んでも急に立ち上がるスプリングレートは、当然、ストローク量がかなり短くなります。
よって、ストロークを活かした旋回や路面追従などが難しくなります。
常にごつごつ跳ねている感じです。
リアも同じく、不等レートが難しいので、ストロークしてすぐ突っ張ったような感じになります。
ただ、片持ちスイングアームの車両はやみくもにストロークさせて乗り心地を追及すると、かえってスポーツ走行ではネガな部分が増えるとの事なので、リアに関してはコンスタントライジングレートの沈んだ時に急に立ち上がるレートのスプリングは理にかなってるんだと思います。
ただ、乗り心地は悪くなりますがが、強い荷重をかけたときに踏ん張る感じが出るので、ジムカーナ系スポーツ走行やサーキット走行を楽しみたい方はリアサス交換は必須です。
それ以外の目的であれば、純正で十分です。乗り心地だけで言うなら純正でプリロード全抜き、減衰全抜きでボヨンボヨンの足回りの方がいい。(峠は跳ねて怖いけど。)
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身長・体重・体型: 身長/171-175cm 体重/66-70kg 体型/普通
4.0/5
使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コントロール性 | 5 |
乗り心地 | 4 |
フロントもハイパープロなのでリアもハイパープロにしました 復元抵抗がギクシャクせず 値段相応の高性能なサスペンションだと思います これからちょっとワインディングしてみます
※この商品は友人や知人におススメできますか?⇒ YES・・・オススメできます。
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使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コントロール性 | 5 |
乗り心地 | 5 |
先ずネガティブな事を書きますが、
取説が、初めてショックを交換する人には分かりづらすぎます。
何十回も交換作業した人なら良いのかもしれません。
私は車の修理の仕事で軽作業をしていて、車をバラバラにバラしたり組み付けたりする事は何百回もやっているので取説が難しくてもなんとか一人でやり遂げましたが、スイングアームやステムをバラして清掃して組み付けたりをやった事が無い人は手を出さず、バイク屋さんに丸投げしたほうが良いでしょう。
取り付けや調整が済んでしまえば、最高!の一言です。
サスペンションに関しては全く別のバイクに生まれ変わりました。
特にフロントの感触は素晴らしく、フロントのフォークスプリングだけでも交換してみてはどうでしょうか。
先ず、一般的な幹線道路くらいだと、路面の小さな凹凸が減ったかのような滑らかな感触で微振動が少なくなったと感じました。
大袈裟に言うと、タイヤがツルツルの路面を滑っているようです。(慣れるとそう思わなくなりますが)
そしてブレーキを掛けた際の制動距離が驚くほど短くなって超気持ち良いです。
ノーマルの時がまるで幾らか滑っていたんじゃないかと思うほどです。
続いてコーナリングですが、最高の最高です。
ギャップがあろうがお構い無しで、一番バイクが寝ている状態で舗装の穴の上をフロントタイヤが通っても、「あれ?今までは、あの跳ね返りが怖かった穴の上を通ったはずだけど、、」というほどです。
バイクの種類やタイヤの特性にもよると思いますが、タイヤのエッジに近づくとグリップの不安を感じやすくなりますが、エッジと、センターとエッジの間とのグリップ感が全く変わらず、自分が今エッジを使っているか忘れるほどで、バイクを降りてタイヤの表面を見て、「あぁさっきエッジまで倒してたんだな」と分かるくらいの高いグリップ感と安心感がありました。
また、例えば左コーナーで、よくやる自分の判断ミスでのちょっとオーバーランでセンターラインに近づいてきたとして、それを修正するためにアクセルを少し戻したりリアブレーキでイン(左)側に車体を戻した場合、想定した以上にイン側に戻ってしまい、危うくイン側のガードレールや側溝に近づきすぎ、またアウト側に戻さないといけないという事が、慣れるまで多々ありました。
おそらくノーマルのサスペンションは、エッジに近づくほど旋回性が落ちていたのかなと思います。
倒せば倒すほど小回り出来る様になるのがバイクなので、旋回性が落ちるというのは正しくない表現かもしれませんが、
ノーマルと社外品では、エッジに近づけば近づくほど、旋回量の差が出ているのでは、という意味です。
つまり、車体としては例えば今くらいに小回り出来る基本性能を持っているが、ノーマルのショックでは、そのコーナリング性能をスポイルしていたんだろうという事です。
低価格なオジサン向けのバイクではここまでのショックをノーマルで装備する意味は無いと思うので、ノーマルの性能は必要にして十分、換えたい人は、交換用のパーツがあるなら換えれば良いじゃないか、という事ですね。
これらは主にフロントのスプリングの性能の高さによるものだと思いますが、リアに関しても素晴らしく、
例えばコーナリング中、コーナーに落ち葉や小さな石や砂粒があった場合、ビビって亀のように減速するのが普通ですが、
真似しないでくださいね、前後タイヤとも、速度を落としすぎなくても僅かに横に流れたかなぁ、という程度で浅いバンク角で通り抜けることができます。
タイヤがRX-02ということでそれ自体が高いグリップ性能を持っているおかげでもありますが、ノーマルのショックの時に比べて、滑る量がかなり少ないです。
私はセロー250で時々フラットダートを走るのでタイヤが滑る感覚は、オフ車を持っていない普通のライダーよりは慣れているせいか、そもそも落ち葉や浮き砂のある舗装路、未舗装路を走ることに全く抵抗が無く、むしろ敢えてそういう道を探してワクワクしながら走るタイプです。
私は体重が61kgでGSR250だとノーマルのショックではリアのプリロードは2段目にしていないと普段は硬く感じていたのでコーナリング中に大きなギャップを越えるとリアが大きく沈み込んで大きく戻って気持ち悪かったのですが、交換後はその上下量が半分くらいに減って、身体が上下に大きく動くことが無くなりました。
フロントに関しては殆ど気にせず通過できます。
リアはリバウンドアジャスターがあるので、それを自分の良いと感じるところに合わせられれば、更に乗り心地は良くなると思います。
そういうのを見つけるのは素人には難しいですが、試行錯誤して探すつもりです。
フロントは社外品のイニシャルアジャスターをつけることで減衰圧を調整出来ます。
ただ、このフロントのスプリングは長さが長く、ただポン付けでもプリロードが少し(何ミリか)掛かった状態になります。
GSR250はフロントサスが柔らかいという評判もあるので、それを解消するためかもしれません。
私はスラストベアリングを入れたので、それだけでも4mmのプリロードが掛かっているので、HYPER PROが想定したよりも少し硬くなっています。
そのため、装着するだけでプリロードが掛かってしまうイニシャルアジャスターを使うとアジャスターの取り付けが難しいほど硬く残念ながら買っておいたイニシャルアジャスターは出番なしですが、今のところ個人的には悪くないので、微調整出来ませんが満足です。
ホーンを重めのダブルホーンにしていて、PIAAの補助灯をラジエータ付近に付けている分、フロントがノーマルより重くなっているので少々硬いほうが良いのかもしれません。(補助灯をフロントフォークに付けたらまた違った感触でしょうけどフォークには付けるべきじゃないと思います)
また、リアのプリロードとリバウンドアジャスターの調整でバランスが取れるところがあるのかなと思っています。
注意点としては、私の想像では、あくまでもノーマルのGSR250が前提で設計されているのか、マフラーを軽いものに交換するとリアが軽くなってしまって、推奨の静止サグを出すのが私には難しかったです。
私は社外マフラーでノーマルよりも8kg弱はリアが軽く、更にLiFePoバッテリーでノーマルよりも約2kg軽いんですが、乗り心地柔らかめにすると初期の沈み込みが大きすぎて足がベタベタに着いてしまい、前傾が弱まって推奨の静止サグになりませんでした。
乗り心地は良いのですが、フロント荷重でコーナリングするのが難しくなって個人的には嫌いな感触になって曲がり方が分からなくなってしまったので、推奨の静止サグはともかく感覚重視で少し硬いと感じるくらいにしたら、リアが上がって前傾になりコーナリングしやすくなりました。
GSR250でハンドルを少し高めにしたいと思っている人は推奨の静止サグより柔らかめにしても良いかもしれません。
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使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コントロール性 | 4 |
乗り心地 | 4 |
2017年製造純正のリヤサスのダンパーに不満があったため、こちらを選択。前後セットであればセッティングもしやすかろうという魂胆です。
他候補としてはマトリス、YSS、ナイトロン等がありましたが、用途としてはツーリングがメインのため、HYPER PROを選択しました。
また、こちらはメーカーから認証を受けた販売店のスタッフがOHサービスをしているので、メンテナンスについて明確になっていたのも選定の理由の一つです。
【フロント】
最初はやや硬いかな?と思いましたが、コンスタントライジングレートの特性か、1Gの状態でレートの低い部分の縮みがあるためかと思います。
このおかげで、伸びる方の反応(ギャップを踏んだ後の吸いつき方)が良くなっていると感じました。
反面、強めのブレーキをかけた後の揺り戻しを大きく感じたため、少し伸び減衰を入れたくなりました。
#現在GSX250R でそこらへんついているのはマトリスだけですが、正立37φでSFFはイマイチ踏み切れず。
わざとハードブレーキしたときの話なので、街乗り、ツーリングくらいでは問題ないです。
圧側については、マイルドになったか?と言われるとそこまででもなく、劇的な変化としては体感できていません。
煮詰めるともっと変わるかも。
【リア】
交換後標準のサグだしした状態で違いがわかりました。
コーナーから全開で出ていくような走りはできていませんが、車線変更・旋回時の接地感向上を感じられます。
#純正のリアショックのダンパー抜けていた線もありますが。
こちらはHPA付きで、プリロード調整が格段に楽になります。
GSX250R はシートを六角レンチで外さないといけないので、これはかなり便利。
プリロードに加えて伸び側、圧側(高速、低速)があり、簡単に設定をいじれます。
標準セッティングは取り付け時のスペックシートに書いているので、最悪戻せます。
調整幅が大きいので、圧側、伸び側の性能等については、設定次第ということで…
サスペンションのメンテナンス頻度は2年ごとである、と大体のサスペンションメーカーが出していますので、サスのメンテ時期に純正で交換するか、社外サスを付けるか、というのは考えどころ。
社外品をメンテナンスして使っていく場合、オーバーホールの進め方(ショップ持ち込みor郵送)、金額を考慮しておくといいと思います。
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使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コントロール性 | 5 |
乗り心地 | 5 |
タイトル通り乗り心地、デザインとても気に入っています。
値段が高いだけはあります(笑)
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使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コントロール性 | 5 |
乗り心地 | 4 |
フロントのスプリングは、手持ちのフォークオイル(粘度は純正相当)に交換してからセットしました。
スラストベアリングを入れました。
フォークキャップは中華のイニシャルアジャスター付きに換えました。
スラストベアリングで4mm分のプリロードが掛かった状態になっていて、更にイニシャルアジャスターを1回転くらい締め込みました。
フロントの感触はこれが良い感じだったので、それ以上触ってません。
タイヤが転がっている感じがせず、滑っているような滑らかさです。すげー。
タイヤは前後ともRX-02です。
マフラーを純正の左右2本出しから片側1本のステンレス製に交換して、PLOT製サイドバッグサポートを付けたので、計7kgほどリアが軽くなっています。
私の体重は61kgです。
この状態で、リアの静止サグを調整すると、乗車した時の初期の沈み込みが大きすぎてシート高が非常に低くなり、ノーマルのショックで踵が全然着かなかったのに、HYPER PROでは踵がもうすぐ着きそうな状態になりました。
この状態だと、リアがしっとりと衝撃を吸収してくれて、フロント同様に路面の凹凸や穴や砂利なんかを全く意識せずに乗れるようになりました。
ポジションは楽になりましたが私の好み(癖)のフロント荷重で曲がる事が出来なくなって違和感を感じました。
そこで少しリアは跳ねるくらいにプリロードを掛けるとシート高が幾分上がり、
するとコーナリング中のフロントのグリップが非常に高く感じられ、すごい安心感に包まれて曲がれるようになり、とても気持ちよく走れるようになりました。
あとはリアのダンピングアジャスターの好みの所を見つければと思っています。
それともう少しシート高を上げたくて、リアショックで3mmだけ車高を上げられるようなので、3mm上げてみようと思っています。
恐らくですが、この製品の開発では、ドノーマルなのは当たり前で、もう少し体重が重いライダーで行ったんじゃないでしょうか?
リアの重量を軽くしたり、体重が軽い人だと、シート高を維持しつつ適当な硬さにするのは手間が掛かりそうです。
例えばリアショックのスプリングとプリロードアジャスターの間にスペーサーを入れて車高を上げて、プリロードは少し弱めにするとか、創意工夫が必要かもしれません。
体重70kg以上でノーマルのマフラーなら、マニュアル通りの静止サグで良いのかもしれません。
マニュアルは、決して見やすいものではありませんでした。
元が海外製ということと、こういうものはそれなりに経験と知識のある人が前提で、あとACTIVEさんの取説作るセンスが無いのかな。
あと、各車種用にマニュアルを作り分けてないのも、そう感じる理由だと思います。
数値類だけは、各車種用のものが書いてありますよ。
文字が小さくて見づらいったらありゃしないけど(笑
リアのプリロード調整は、エマルジョンユニットだと、作業性悪いです。
ある程度プリロードが適正な硬さに近づくとレンチで回す時の力が多く必要になり、レンチの可動幅が少ない(狭い)バイクだと、レンチの引っ掛かる穴が反対側の見えない箇所になるので、手探りで引っかけないといけなくて、フックが外れてずるっとずれたり、力を入れにくいのに力は要るし、とても疲れました。
レーシングスタンドで持ち上げてリアタイヤ外すのが良いんでしょうね。
それをしたくないので疲れるんですが、どっちを取るかです。
六角穴付き止めねじ(イモネジ)で走行中にプリロードがズレないようにするんですが、ネジ穴が180度に1箇所(全体で2箇所)なので、必ず半回転ずつの調整となります。
お金のある人はHPA付きがオススメです。
ネガティブな事ばかり書きましたが、スィートスポットが見つかれば、ノーマルのショックがどれだけ性能が低いか、いや、社外品の性能が高いのかがよく分かります。
もうノーマルのショックに戻ることは出来ません。
あまりにも違いすぎます。
R1とかRR-RとかのSSやNinja1000や隼なんかはノーマルですごいショックが付いているのでしょうけど、そういうのは乗ったこと無いので、こんな世界があるとは思ってもいませんでした。
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使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コントロール性 | 5 |
乗り心地 | 5 |
この製品は前後サスペンションのセットで、同時に交換した前提のインプレッションになります。
交換の手間は。セロー250の別のメーカーのものと比べると大幅に楽でした。
セローのリアショックは装着した状態でプリロード調整が出来なかったからです。
とはいえ、初めてのDIYでの交換作業で相当手間取りました。
何度もやっている人ならスムーズに作業出来たでしょう。
フロントは、DIYでのフォークオイル交換と同時作業でした。
GSR250の純正フロントサスペンションは、大まかに、下からスプリング、その上にワッシャー、その上にカラーパイプ、そしてフォークキャップですね。
その内のスプリングとワッシャーとカラーパイプはゴミ箱行になり、HYPERPROのスプリングのみに差し替えます。(捨ててませんが)
HYPERPROのスプリングの長さは、純正の「スプリングとワッシャーとカラーパイプ」を足した長さよりも長いです。
そのため、フォーク内にスラストべリングを入れていたり、イニシャルアジャスター付きのフォークキャップを付けている人は、メーカーが想定したよりもその分だけスプリングを縮めた(プリロードが掛かった)状態になってしまうので、要注意です。
私は同時にイニシャルアジャスター付きのフォークキャップに換装するつもりでしたがそれは断念し、スラストベアリングだけ入れました。
つまり、ワッシャー+スラストベアリング+ワッシャーの厚み4mmのプリロードが掛かった状態になりました。
リアショックは、自分で作業するとそれなりに大変です。
スイングアームやリアショックを交換した人なら分かると思います。
リアショック取り付けるに当たって、せっかくなので数年前にバラシて清掃してグリスアップした駆動する箇所は、同じように清掃してグリスを塗り直しました。
静止サグを決めるのは、なかなか一人では手間です。誰か一人にサポートしてもらうのがおススメです。
総評
【フロント】
言葉は悪いですが、どんな下手くそでも上手くなった気がするでしょう。
今どきの乗用車のように技術など無くても良いんじゃないかというくらいの性能アップで、正直、こんなに素晴らしくなるのかと衝撃を受けたと同時に、
私の平凡な腕が悪いと思うのですが、純正のサスペンションは100均で買ったものか?と思えるほどで、性能は雲泥の差です。
純正は、タイヤのエッジに近づくと設置感に不安を感じていましたが、
HYPERPROのそれは、一切の不安、違和感がありません。
逆に、どこがエッジなのか分からなくなるほどで、これ以上の速度はダメとか、これ以上倒せないという限界が私の腕では分からなくなりました。ある意味怖い。
純正に比べて曲がり過ぎます。
もしこれがニュートラルなら、純正はアンダーステアです。
50歳を過ぎると、この曲がりすぎる感覚に慣れるには時間が掛かりそうです。
たまに、左カーブで路肩の側溝に近付きすぎます。
路面の凹凸や穴、浮き砂、砂利、土、落ち葉、苔、これらの上を通る時は、特に車体を寝かせている時に遭遇すると、普通の人は上半身に力が入って極端に減速してしまうと思いますが、
正直、殆ど気にする必要は無くなりました。だからなに?という感じで、とんでもないです。(もちろん自制はしますが)
元々、そういうのを私自身が気にしないで、むしろ好んでそういう道を走りたがる変わり者なのですが。
フロント(リア)ホィール内のハブベアリングはノーメンテですが、清掃・グリスアップするか新品に換えれば、もっと気持ちよく走れるでしょう。
状況に寄りますが、例えば直線ではフロントタイヤが氷の上を滑っているのかというほど滑らかに感じます。
そしてもう一つ凄いのが、制動距離の短縮です。
めっちゃブレーキ効くようになります。しかも気持ちいい効き具合になりました。
これは純正は100均と言われても仕方ないでしょう。
【リア】
GSR250は他の250ccに比べて車重が20kgくらい重いです。
重いのが悪では無く、重量バランス、重心位置などが良ければそれで良いと思いますが、
私はサイレンサーを右1本出しにしたせいで、リアが軽くなり過ぎたのか、純正ではプリロードを最弱にしても少し硬く感じたため、
わざと重くするためにサイドバッグサポートを取り付けてバランスを取りましたが、単にプリロードを弱くすると総合的なリアサスの動きのバランスも悪くなった気がしていました。
リアが大きいなギャップを拾うと底付きしてオツリが来ていたので。
その状態でHYPERPROのユニットに交換しました。
まず、車高が下がりました。
具体的には測ってませんが、数センチかなぁ。足付きが良くなりました。
必然的に前傾が緩くなったので、乗車姿勢はとても楽になりましたが、個人的にはもう少し前傾の純正並で乗ってみたい気もします。
1Gでの沈み込みが非常に大きいのが要因で、1Gと1G’との間に殆ど差がありません。
私の調整が悪いのかもしれません。
ショックの動きですが、純正より随分良いです。
フロントよりは控えめな表現ですが、純正のダメなところが無くなって、ある意味当たり前になったという印象です。
リアの挙動の違和感(お釣りとか)を全く気にせずにコーナリング出来るのは精神上とても良いことです。
フロントの劇的で衝撃的な変化は無いですが、必要十分な動作をしてくれているという印象です。
スプリングだけHYPERPROのものに交換した人はちょこちょこいらっしゃるようですが、それでも良いのかなとも思いましたが、
もう7年も使ったショックだったので、可能なら新品、もしくはOHしてスプリングだけ交換といきたいところでしたが、
金額的に大差ないのでユニットごと購入しましたし、前後セットは大変お得感ありますしね。
GSR250は中国のバイクみたいなものなので、2人乗りが前提でしょうし、なんなら3人とか4人、殆どが未舗装路の走行を前提にしていると思うので、日本で舗装路を、一人乗りで走るには、特に私の体重には色々と合ってないのでしょう。
ドライブスプロケットの丁数もそうです。
減衰調整は確か交換時の試乗の感覚で5クリックほど強めにしてますが、それ以降は触っていません。
当たりが出てきて、もしかしたら変更した方が良いのかもしれませんが、ド素人すぎて何をどうすれば良いか分かりません。
バイク屋さんに交換してもらっても、自分で交換しても、その辺は乗る人の感覚なので、ベストなセッティングを出すのは難しいのかな。
やはりサーキットを走って、状況によってセッティングを変えて、その変化がちゃんと分かって、それをどう変えるとどうなるのか把握しているような人の助言があった方が良いでしょう。
でも、ただポン付け(サグ出しは必須)でも、十分、大幅な改善?は得られます。
「?」を付けたのは、改善なのか、それともこれが当たり前なのか、と思うからです。
とにかく、バイクが別物に変わります。良い方にです。
なかなか高価な製品だし、バイク屋さんに作業を頼めばそれなりの工賃も掛かるし、交換を始めてから実際に乗って「これで良し」となるまでに日数も掛かりますが、
他のバイク、もっとハイパフォーマンスなバイクに買い替えるよりも、私は激安なGSR250であっても、出来の良いと感じるGSR250の車体やエンジンの良さを引き出せていると感じられた、この前後サスペンションの換装は、素晴らしい判断だったなぁと自己満足しています。
セロー250はテクニクス製のものを前後換えましたが、それと同等の劇的な変化を感じました。
曲がり過ぎるのもセローも同じです。
慣れが必要ですが、嵌れば超気持ちいいです。
一つ気になる点は、この製品は外国製で、輸入販売をしているACTIVEが日本語の取説を付けてくれているのだと思いますが、
ん?、それがもう一つ、ですね。
先ず、ド素人が初めて交換するという前提では無いです。
バイク屋さんが作業するにしても、社外の製品をよく扱っていたり、社外のショックを何度も交換した事があるなら別ですが、滅多にそういう依頼が無ければ、見づらいんじゃないでしょうか。
字が小さいし、重要な注意事項が更に字が小さく書いてあったり。
必要のない文章や資料が多く、情報が重複しています。
そもそも、GSR250のための資料ではありません。汎用的な資料なため、写真がGSR250と一致しません。
ACTIVEは資料を1から作り直すべきだと思います。
私の買ったリアショックは最も安いモデルですが、それ以外の上位モデルの情報は要らないし、
交換時に気を付ける情報だけを文字にして、
気を付けるべき部分は、写真や絵に目立つ印を付けるべきだと思いました。
関係ない説明とか、関係ないモデルの情報に関する箇所はハサミでカットして時系列的に壁に貼っておき、
作業に必要な情報には目立つように印を付けて、なんなら自分で箇条書きにして、ここではさっき切り取ったこの部分を参照するとか、そういう風にして自分のための資料に作り直して挑んだ方が良いです。
これだけで☆2つくらい減らしたいところですが、性能は飛び抜けて向上?したので目をつぶって☆5にしました。
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使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 3 |
コントロール性 | 4 |
乗り心地 | 4 |
といっても、なんとなくでしか言えませんが、ひとまず感じたことを。
(リンクのグリスアップの頼んだので、それも関係するかも)
・段差などでのショックがマイルドに
荒れた道路や段差などで尖ったショックが丸まった感じ。
「ドンッ」というのが「ドス・・・」って感じ。わからんかw
・速度出した時の不安感がなくなった
なぜかはわからないけど、スピード出した時(といっても100?120km/hくらい)の安心感が高まった感じ。
お店の人の言っていた「路面の追従性が上がってトルクがきちんと路面に伝わるようになる」ってのが関係しているかな?
・曲がるときはまだよくわからない…
気持ち、不安なく倒しこめる様になったかも…ってくらい。
まだ、街乗りでしか試してないので、これは次のツーリングで感じる事ができればと思っております。
基本、良くなる方への変化はすぐ慣れる為気づけない事が多いのですが、スピード出した時の謎の安心感(プラシーボだったら悲しい)はうれしい。
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使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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---|---|
作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 4 |
コントロール性 | 4 |
乗り心地 | 4 |
まず乗り心地ですが、純正のタンデム前提の足と違ってしっかりと動きます。
出荷状態で取り付けると少しケツ上がりな気がしましたが、またがると沈み込みちょうどいい感じです。
同価格帯のギアーズは知り合いが付けており、機能面で減衰が3wayのコチラの方が豪華かと思います。
しかし喜べる事ばかりではなく、別タンクの減衰調整にはマイナスドライバーが必要で、出先で少しイジりたいときは不便です。 オプションでダイヤルとかが出てくれると良いかなと。
また、別タンクがマフラー上部に設置されますが、出来れば左出しでマフラーと反対にして貰いたい所です。
突き上げ感が無くなり満足していますが、セッティングは取っていないので、まだまだ楽しめそうです。
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使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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---|---|
作業スキル | 初心者
プロ級
|
品質・質感 | 5 |
コントロール性 | 5 |
乗り心地 | 5 |
ハイパープロはOHLINSやナイトロンに比べ知名度は低いですが、私はActiveファンなのでこちらを選びました。
技術に裏打ちされたオーバーホールサービスなどのアフターサポートを含め、立派なメーカーだと思います。
またデザインについても黒基調でCBにはよく合うと思います。
機能性も言うことなく、細かいギャップでも素晴らしく吸収し、ノーマルの突き上げるような感じは無くなります。あまりつけてる方もいないので、さり気ない感じで満足です。
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