4.7/5
品質・質感 | 4 |
---|---|
コストパフォーマンス | 5 |
真冬にTDM900で凍結&積雪路を走破するために購入しました。
と言っても、実はコレ、30年近く前から「ここぞ!」という場面で愛用しています。
今回は昔に購入したマスクをどこに仕舞ったのかわからなくなったので泣く泣く買い直したという次第。
安いから無くしてもあまり懐が痛まないぜ!(ウソ、3000円は痛い)
まずこの製品はSHOEIなら帽体を問わず使用できる汎用性があります。
SHOEIのホームページにも「〇〇用」といった記述はありません。
・・・という事は??
そうなんです。
Araiでも普通に使えてしまいます。
たぶんOGKや海外製でも使えると思いますが、試した事はないので明言は避けておきます。
さて、名前は偉そうなこの製品ですが、単なるゴムです。
新品では結構なゴム臭がしますが、臭いから察するに材質はニトリル系・・・
顔面から染み出すオッサン油に対応しているのではないか?という個人的予想が正しければ、耐油性能の高いニトリル系は納得。
まぁ適当に言ってるだけですが。
本体は適度な弾力がある厚め(2.0mmくらい)のゴムで、顔に当たる部分は「返し」の付いた薄いゴム(0.3mmくらい)でできています。
Arai(RX-7RR)に使用する場合ですが、実は無加工でそのまま使えてしまいます。
SHOEIと比較すると口元がタイトなのがAraiの特徴でもあるので、昔はマスクの量サイドをカットして使ったりしていました。
ただ、そうやって使用するとヘルメットの脱着が容易になる代わりにマスク効果が確実に低下するので、個人的にはオススメしません。
そのままが一番。
また、製品にはマスクを固定するためのマジックテープが付属してきますが、私はコレを使用しません。
マジックテープを帽体内側に貼るのがイヤなのと、そもそもそんな物で張り付けなくてもマスクが落ちたりしないからです。
未だかつて1度も落下した事はありません。
ズレた事すらないです。
マジックテープで固定している場合の使用方法は『被る』→『マスクを顔に合わせて整える』ですが、固定していない場合の使用方法は『被る』→『マスクを上から差し込む』→『顔に合わせて整える』となります。
大した手間ではないですし、こっちの方が使いやすいと思うんですけどどうでしょう?
それに、説明書に従うとマスクを使用しない夏場にはマジックテープだけが残る事になるのですが、邪魔じゃないですか。
もっと言うなら、夏場にヘルメット着脱の際に鼻の頭をマジックテープでザリーーっ!って擦ったりすれば、きっと皆さんもマジックテープは使わない派になってくれると思います。
肝心のマスクの効果ですが、これはもう絶大です。
シールドなどはダブルレンズやピンロックシートで曇りにくく進化していますが、メガネだけはどうしようもない。
それがこのマスクを装着するだけでほぼ曇りから解放されます。
少なくとも自分の吐息でメガネが曇る事はありません。
(それでもメガネが曇るのは吐息が原因ではなく、頭部から出る水分がヘルメット内部に滞留しているからです)
性能がどのくらい素晴らしいかというと、真冬の真夜中、マイナス15度の山中を走ってもメガネが曇らないくらいです。
このくらいの気温になると吐いた息がマスク内で結露し、ヘルメットのアゴ下からツララが垂れてきますが、それでもまだ曇らないのだからハンパではありません。
メガネが曇って困っている方は絶対買うべきです!
最後にこの製品唯一の弱点を・・・
それはヘルメットを脱いだ際にマスクの跡が顔に残ってしまう事。
吐息が漏れないようにマスクの淵が顔に密着しているのだから当然ですが、鼻から口の両サイドに掛けて赤い筋が残ります。
ヘルメットを持っていてもちょっとアレなのですが、例えば通勤で使用して会社で着替えたりした場合、かなりマヌケな見た目になります。
気にしなければどうという事は無いですけどね。
※この商品は友人や知人におススメできますか?⇒ YES・・・オススメできます。
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