一見、取付難易度が高く思えるが、部品自体はカプラーオンで非常に親切かつ丁寧な設計。
取り付けを容易では無くさせているのは、あくまで車両設計のメンテナンスの悪さから、と書いておきたい。

逆に言えば、他社のメータでも同様の難易度となる為、ここは評価点から外したい。

タコメーター主体のこのメータは、イグニッションコイルの＋に割込み配線で信号を拾う。
その為に、コイルの上のカバー→その為にサイドカバー→その為にマフラー、という整備性の悪さが原因。

なので、個人的にはマフラー交換のタイミングで行ってしまうと、手間は少なく難易度も落ちると思う。
今回はSP武川と言う小排気量スペシャリストを信じ、メータとマフラーを同時に、同社のモノへ交換した。

まず、最初に感じたのはタコメーターが動く楽しさと、回転と共に変わる音色が脳内でリンクする。
そして、小さいながらもしっかりと見える、速度やその他の液晶部分に頼りがいを感じる。

端的に言って、CT125は純正メータが非常に見難く、明度の低い反転液晶は明るい場所ではかなり見え難い。
それがカバー出来るというだけでも、メータ交換の意味が見出せると個人的には感じる。

恐らく速度と信号から逆算していると思わしき、ギアポジションはさほどの正確性は無いかもしれない。
ただ、慣れてしまえば現在のギアは早々見失う物ではなく、確認の為にチラ見するならば問題の無いレベル。

今回、初めてのロータリーミッションで、ギアが迷子になる事が多々あったのだが、そのナビゲートには十分。
何しろ、純正には存在しない機能なのであるだけでもありがたいと思う。

前述したが、経験ゼロなら多少のナビになるし、慣れてしまえば確認にしか使わないのがギアポジション。

後は地味にありがたいのが時計機能。純正が省き過ぎた性能を補完してくれるメータとも思える。
あとは地味に、バックLEDのカラーが変えられるのは面白い。今のカラーが飽きたら、明日は次のカラーで。

ちとお値段は張るが、メータは毎日、見る物だけに交換後の満足度は高いものだと思う。

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